KENTさん/普通科
2013年4月~2015年3月
パンやスイーツモチーフの帽子で話題の帽子ブランドKENT BREAD HATを立ち上げ。
【ハットミクスチュア】をコンセプトに遊び心をミックスしたココにしか無い帽子を提案。
前職はキャラクターデザイン会社でweb上のキャラクターに着せ替えるデジタルな洋服の企画制作を9年間担当していました。
その関係でトータルコーディネートを学ぶ機会があり、帽子の魅力にどっぷりハマっていき、もっと沢山の方に帽子の楽しさを知ってもらいと最初に行動したのが、SNSを中心に自分の帽子コーデを発信する事でした。
そこから次第に既製品の帽子をかぶる事から自分で帽子を作っていきたいという願望に変わっていき、30歳の節目に思い切ってこの学校に入学しました。
ミシンも使えない全くの初心者でしたが、先生方が親切丁寧に指導してくださるので、技術面での不安も徐々にクリアになっていき、2年間の学びが今に繋がっていると感じています。
現在は、学校で学んだ基礎と独学で学んだ技術をミックスしてパンやスイーツモチーフのオリジナルハットをひとりで製作販売しています。
僕の作品を通して、帽子に興味を持ってもらえる人が増えるよう日々活動を続けています。
2021年12月掲載
鈴木洋子さん/普通科
2007年4月~2009年3月
現在、株式会社CA4LA
CA4LA WORKS 勤務
大学時代は服飾サークルに所属し独学で帽子も作っていました。なんとなく洋服には満足し、それよりも自由な立体物である帽子に惹かれ専門的に学んでみたいと入学しました。 学校では基礎的な帽子製作の知識、被り心地とデザインのバランス、なにより自由に形を作れる面白さを得ることが出来ました。
現在、CA4LA WORKSにて主にオリジナル商品の生産を行っています。 個人的にも、友人の帽子やブライダル用のヘアアクセサリーなど製作していますが今後はそちらにも力を入れ自分の作品作りを続けていきたいと思います。
帽子は必ずしも必要なアイテムではありませんが、被るだけでその人の印象を大きく変え、如何様にでも遊べるアイテムです。小さなその中には細かく計算されたバランスやこだわりがたくさん詰まっています。どんな形でも大きくても小さくても立体的でも平面でも、頭に乗せてしまえばなんでも帽子です!自由な発想で帽子を楽しんでください。
2016年2月掲載
吉岡久美子さん/普通科
2002~2004在籍:本科1年+自由科
修業後、パリの帽子工房「 L'atelier Marie Mercie´」にて、ヨーロッパの帽子技術を学ぶ。2004年cicero(シセロ)立ち上げ。
私が帽子の世界へ飛び込んだのは、十数年前。広告業界で忙殺されていたある日、雑誌の工房紹介の記事を目にした瞬間、 暗闇に光が射し!?帽子人生がスタートしました。帽子の全てを知りたくてあれこれ調べていた時、お話を伺った帽子作家さんがサロン・ド・シャポー出身と分かり、入学を決めました。
授業は少人数で和気あいあい。帽子を作れるのがうれしくて、夜寝るのも惜しいほど。手縫いの基本から、コサージュやチップ(型)、シャポー・スタンなど、帽子を作るために必要な道具まで、一から教えて頂きました。平面のデザインを、立体のカタチにしていく面白さ。帽子づくりは、私の天職になりました。
現在、南房総のアトリエにて「cicero」という名で活動中。この先、おばあちゃんになっても、帽子を作り続けていくことが私の夢です。
2015年8月掲載
長野素野さん/普通科
1992年10月~1995年3月
卒業後、サロン・ド・シャポー学院アトリエチーフを経て
現在、株式会社マキシン勤務
当時、繊維関係の商社に勤務しておりまして、布を使って何かを作りたいなと、漠然と思っていた折に、 ふと目にした雑誌で帽子の学校があることを知り、門をたたきました。 1992年10月から1995年3月まで在籍しましたが 帽子に関する基礎知識、形、材料、作り方など、、、学院に通い始めてから、街中で見かける帽子の 見え方がはっきりと変わってきたことを覚えています。
現在、株式会社マキシンに在職中。帽子の製作を中心に、弊社の商品の取り扱いのあります百貨店にてコンサルティング販売等をしております。 被られる方のお出かけが、楽しみになるような帽子をいつも作りたいと思っています。
帽子は、無くても暮らしていくことができるアイテム。それゆえに、おもしろさ、奥の深さは、未知数です。何かひとつ、学ぼうという志を持たれた方には、帽子は、様々な形で答えてくれるものではないかと思います。
2014年8月掲載
水沼輝之さん/普通科
2001年4月〜2002年9月
帽子製作会社勤務を経て2015年に独立。
オリジナルブランド〈WABISABISM〉を製作する工房・水沼ハットを創業。
好きなことを仕事にして、懸命に頑張っている姿を子供に見せたいと思い、サラリーマンを辞めて帽子の世界に飛び込みました。何かを新しく始めるときは不安がつきものですが、チャレンジしなければ何も変わりません。帽子作りは奥が深くて、楽しい。この道を選んで良かったと思っています。
学校では気さくな先生方の指導のもと、帽子作りに必要な技術・知識はもちろん、ものづくりの楽しみ、オリジナリティの大切さを学びました。帽子は、ファッションのアクセントとなるキーアイテムでも、生活する上でなくても困らない曖昧な存在。そこに魅力を感じています。
現在は都内にある工場で、いろいろなブランドのものから幼稚園の制帽まで作っています。あの工場に依頼すれば良い帽子が出来ると言われるように、提案力・技術力・生産力をさらに高めていきたいです。
2012年1月掲載